EQUATOR〜赤道〜 アマゾン 黄金の大河
EQUATOR〜赤道〜 アマゾン 黄金の大河

EQUATOR〜赤道〜アマゾン 黄金の大河

タイトル EQUATOR〜赤道〜 アマゾン 黄金の大河
販売元 NHKエンタープライズ
リリース
No. NSDS-9639
本体価格 3,800円
形状 DVD
仕様 トールケース NTSC DVD1枚組
収録時間 約67分
販売国 日本

世界最大の河、アマゾン

NHKエンタープライズから「EQUATOR〜赤道〜 生命の環」というDVD BOXセットとして発売されたものの中から「アマゾン 黄金の大河」のみを単体のDVDにしたものです。 NHKはこの手の大自然ドキュメンタリーは得意中の得意ですから、素晴らしい作品に仕上がっています。 本DVDでは、雨季と乾季で大きく変化する環境の中で生活するアマゾンの生き物の様子が素晴らしい映像で紹介されています。 アクアリストにとって、アマゾンは憧れの場所であり、その現地の映像が映像で楽しめるのはとても嬉しいことです。 この手のアマゾン河を紹介したドキュメンタリーは意外と少ないので、とても貴重です。

「水没林」の神秘的な世界

アクアリストにとっては馴染み深いカージナル・テトラ Paracheirodon axelrodi やエンゼルフィッシュ Pterophyllum、ピラニア Pygocentrus nattereri などがピーコックバス(アイスポット・シクリッド)やピラルクー Arapaima gigas などの大型の肉食魚と同じ場所で生息している水没林。 大西洋に降り注ぐ太陽が海から大量の水を蒸発させ、厚い雲を作り、その雲が東から西へとふく貿易風によってアマゾンの上空へと運ばれて大量の雨を降らせます。 雨季にはその大量の雨が細い流れとなり、山を下り、それが集まり河となります。勾配がほとんどないアマゾンでは、水が行き場を失い、河が大氾濫を起こします。河から溢れ出た水が周辺の森を見る見る飲み込んで、これが「水没林」となる訳です。 逆に乾季にはその水が干上がり、魚たちは取り残されます。 このDVDではそれらの様子が解りやすく紹介されています。

水中での魚たちの生活

水没林で魚たちがどのように生活しているかも見ることができます。 広い水没林の中を悠然と泳ぐシルバーアロワナ Osteoglossum bicirrhosum と小型のカラシンが一緒に泳いでいたり、水上の葉っぱや枝に止まった昆虫をジャンプして捕食する姿がど迫力のスロー映像で紹介されていたり、ピラルクーがゆったりと泳ぎながら獲物を捉え、目にも留まらぬ速さでそこそこ大きいサイズの魚を捕食吸い込むように捕食する姿は凄まじい迫力です。 よく見るとレッドテール・キャット Phractocephalus hemioliopterus などのアクアリストにお馴染みの魚がちらほら映るので、そっちにも目が行ってしまいます。

アロワナ
水の上もよく見える目をもつアロワナ。 ※DVDの映像とは違います

シャベルノーズ系の大型ナマズがピラニア・ナッテリー Serrasalmus nattereri に捕食されるシーンや、落ち葉に擬態しているリーフフィッシュ Monocirrhus polyacanthus が一瞬でエビを捕食する姿、ピラルクーが大量の稚魚を従えて泳ぐ姿など、貴重な映像が続きます。

また、ディスカスの繁殖期で卵が孵化する様子や、稚魚が親の体をつついて、親の体から出る「ディスカスミルク」と呼ばれる栄養をとったりする様子も現地のワイルド個体ならではの見応えがあり、実際にディスカスの繁殖に挑戦しているアクアリストにとってもワクワクする内容なのではないでしょうか。
後半ではコペラ・アーノルディ Copella arnordi の珍しい生態も見ることができます。ペアで水上の葉にジャンプして卵を産みつけたり、オスが葉の上が乾かないように、尾びれで水を弾いて卵にかけたりする様子はとても興味深いものです。

アクアリウムを作るうえで、現地の状況を知ることはとても大切で意義のあることだと思います。 アクアリスト目線のドキュメンタリーではないですが、一見の価値ある素晴らしいDVDですよ。

アクリム:松端秀明

CONTENTS

  1. オープニング
  2. 水の王国 アマゾン
  3. 雨の季節の到来
  4. 水没林の奇跡
  5. アマゾン誕生の秘話
  6. 乾季の到来
  7. 雨の季節再び
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