アクセルロッド博士の淡水観賞魚大図鑑
アクセルロッド博士の淡水観賞魚大図鑑

アクセルロッド博士の淡水観賞魚大図鑑 T.F.H.アトラス 改訂、増大 第7版 完訳

タイトル アクセルロッド博士の淡水観賞魚大図鑑 T.F.H.アトラス 改訂、増大 第7版 完訳
出版社 T.F.H.
著者他
著者 ハーバート・R・アクセルロッド 博士, ウォーレン・E・バーゲス 博士, ニール・プロネス, ジェリー・G・ウォールス
翻訳 津田二郎
発行
No. H-1077
本体価格 -
形状 ハードカバー
サイズ 28.5mm x 22.0mm
ページ数 1151ページ(カラー/モノクロ混合 図鑑ページはフルカラー)

アクセルロッド博士のずっしり重い大辞典

1985年に初版が発行されたハーバード・アクセルロッド博士(Herbert Richard Axelrod)の淡水観賞魚図鑑の1992年の改訂版。 この改訂は第7版で、日本語訳されたものです。 アクセルロッド博士はドイツの熱帯魚研究家で、カージナル・テトラ Paracheirodon axelrodi、ラスボラ・アクセルロッディ(スンダダニオ・アクセルロディ)Rasbora axelrodi、コリドラス・アクセルロディ Corydoras axelrodi 、ディープレッド・ホテル・テトラ Axelrodia riesei 、メラノタエニア・ハーバートアクセルロディ Melanotaenia herbertaxelrodi 等、数多くの熱帯魚が学名に博士の名前が登場するので、アクアリストなら知っている方も多いかと思います。

この辞典は博士自身の出版社、T.F.H.(Toropical Fish Hobbyist)から出版されているもので、古い熱帯魚図鑑としてはDr. Axelrod’s Atlas of Freshwater Aquarium Fishesとして最近では2004年にも改訂版が発行されています。改訂ごとに表紙の色が違うので、コレクションしたくなりますが、1000ページを超えるボリュームでかなり重厚感があるので本棚があっという間に埋まってしまいそうです。 ちなみに、日本語訳はこの第7版だけのようです。

動物地理学的なカテゴライズ

観賞魚の辞典にはいろいろなカテゴライズの仕方がありますが、本書は熱帯魚の原産地に基づいた順番で情報が掲載されています。

この図鑑を見るときは、読者が知りたいと思う魚が報告された大陸がどこであるかをよく知っている必要があるということだそうです。アクアリストとしては魚の顔つきや形状を見てどの大陸からきたものかだんだんわかってきたりするので、自分の知識を活用して図鑑を見ることができるのは、より楽しめる気がします。 ある程度ディープなアクアリストにとっては、熱帯魚の原産地はとても重要なカテゴライズなので、ぱっと調べるには便利な内容になっています。

大きめの写真とアイコン表記

図鑑とは言っても、基本的には写真が並んでいるだけのような内容で、そこに学名と熱帯魚のスペックを表わすアイコン表記があるのみで、各熱帯魚ごとの解説文は一切入っていません。故に、日本語版とは言っても翻訳されているのは前書きなどのほんの一部のみです。
解説にアイコンを使っているのは、限られたスペースにいかにして多くの関連情報を盛り込むかを考慮して工夫されたそうです。 結果、ページ全体に大きめの写真が並んだレイアウトで見ることができます。 ただ、その写真自体は古いこともあってあまりクオリティは高くはなく、色あせた感のあるものが多いです。
アイコンは飼料・繁殖・水槽の照明・魚の性質・水槽内レイアウト・遊泳習性・pH・硬度・温度・最大体長・水槽の最小容量の情報が記号化されています。 また、魚の名前は学名のみで、和名や流通名などは一切使われていません。 そういった意味でも、やや上級や向けの図鑑と言えるかも知れませんね。

最後に学名の索引があるので、学名で探すこともできます。 こちらも、学名を知っていないと調べることができないので、ある程度知識がないと使いにくいかもしれませんが、こういう上級者向けの図鑑は見ていてワクワクしますね。

アクリム:松端秀明

CONTENTS

  • 第7版/日本語版への序文
  • 本書のねらい
  • 大陸移動と魚の分布
  • 著者について
  • 諸記号について
  • 本書の使い方
  • 写真提供者
  • 北アメリカ地域
  • ユーラシア地域(欧亜大陸、ヨーロッパとアジアを併合した名称)
  • 新熱帯地域(動物地理学上の区分で、北米の熱帯地域・中南米および西インド諸島を含む)
  • アフリカ地域
  • 東南アジア地域
  • オーストラリア地域
  • 索引
図鑑一覧に戻る