MiNiMa DWARF BEAUTIFUL FISHES & WATER PLANTS Vol.1
MiNiMa DWARF BEAUTIFUL FISHES & WATER PLANTS Vol.1

MiNiMa DWARF BEAUTIFUL FISHES & WATER PLANTS Vol.1

タイトル MiNiMa DWARF BEAUTIFUL FISHES & WATER PLANTS Vol.1
出版社 ピーシーズ
著者他
PUBLISHER 阿部正之, 内山りゅう,小林道信, 森 文俊, 山崎浩二
SENIOR EDITOR 富沢直人
EDITOR 浦山 大, 大橋伸哉, 林 清香, 宮崎香織
ADVERTISING
STAFF
西野由美子
SUPPORTING
STAFF
根本布美子, 里 輝子
DESIGNER 大川 進(大川デザイン), 林 清香
SUPPORTING
PHOTOGRAPHER
東山泰之
発行
No. ISBN4-938780-38-0
本体価格 3.334円
形状 ソフトカバー
サイズ 29.7mm x 21mm
ページ数 240ページ(カラー/モノクロ混合)

小型美魚と水草の世界

ピーシーズから出版されたムック本、ミニマの創刊号です。 小型美魚と水草がテーマのミニマはVol.3まで出版されましたが、その中で最も見応えがあるのがこの創刊号、知っている人にはとても人気があります。
冒頭は「一歩進んだ小型美魚と水草の世界」と銘打った特集で、表紙同様に見開き2ページいっぱいのスカーレット・ジェム Dario dario の写真から始まります。鰭のエッジが綺麗な水色になっていて、鮮やかなボディにメタリックなゴールドがキラキラと輝く瞬間は圧巻です。 スカーレット・ジェムは今でこそ一般的な魚ですが、この号が出版された1999年に「インドの赤い宝石」という触れ込みで初めて紹介されて人気ナンバー1だった魚です。 まだ Dario Dario の学名が付いておらず、Dario の属名すら存在しなかったため、少し大きい種類の Badis の一種として Badis sp. として紹介されています。

さて、この特集の特長ですが、小型美魚の楽しみ方として、グッピーやネオンテトラのようにいつでも美しい姿を見せる魚たちに満足せず、飼い込むことによって本来の体色や瞬間的なきらめきを見せてくれる魚たちの魅力に注目していることです。 アクアリストが小型美魚を飼育する際に目指す一つの高みが着眼点になっているので見応えあります。
ハイフィン・サザンブルーアイ・レインボー Pseudomugil signifer やアピストグラマ・ビタエニアータ・プトゥマヨ Apistogramma bitaeniata 、コバルトロージィ・テトラ Hyphessobrycon sp. などの魚が見事にフィン・スプレッディングしている迫力の写真を見ることができ、飼育者がどのような瞬間に見るチャンスがあるのかなどの記事とともに紹介されています。 かなりマニアックなコーナーとしては、ワイルドベタの産地別コレクションとして、ベタ・フォーシィ Betta foerschi の産地ごとのコレクションや、水草ではクリプトコリネに着目した記事で、種類による葉の形態や色彩のバラエティが豊かなクリプトコリネの紹介を見ることができます。

アピスト最新情報

もう一つの特集として、アピスト最新情報の小特集が組まれています。の号ですが、その頃最も目立った存在はアピストグラマ・ヴィルヘルミィ Apistogramma sp. だと紹介されています。鰭のエッジが綺麗に出ているオスの写真が見開きで載っていて、迫力満点です。下顎の真紅色が特長で、写真でも綺麗に色が出ています。 他にもアピスト飼育・繁殖のコツとして、4ページにわたって丁寧なしっかりとした記事で書かれています。
それに続き、「ペルー産アピストグラマが教えてくれること」と題して、ペルー産のアピストを通じて「ドワーフ・シクリッドはこんなに面白い!」ことが紹介されています。 アピストグラマ sp. ペバス Apistogramma sp. やアピストグラマ・ルエリンギ Apistogramma luelingi 、アピストグラマ・エウノートゥス Apistogramma eunotus 、原種アピストグラマ・カカトゥオイデス Apistogramma cacatuoides などなど、たくさんのペルヴィアン・アピストがどれもクオリティの高い写真と共に紹介されていて、これからアピストの飼育に挑戦したいアクアリストにもおすすめですし、既にアピストグラマファンにも見応え十分な内容と言えます。

渋いペンシルフィッシュ特集

熱帯魚雑誌ではごくたまに特集されることがある「ペンシルフィッシュ」特集が組まれています。 ペンシルフィッシュはNannobrycon属とNannostomus属の口がとんがった小型カラシンの総称で、水槽のメインにはあまりならない種類ですが、好きな人も多いのではないでしょうか。 珍しいゴールデン個体も紹介されています。

クリプトコリネの自生地を訪ねて

この号のもう一つの目玉はこの記事ではないでしょうか。クリプトコリネが東南アジアのタイ、マレー半島、スリランカ、ボルネオなどに自生している現地の風景を、その土地ではどのように自生しているのかなどの丁寧な解説とともに見ることができます。この現地の写真がとても圧巻で、向こうの空気を感じることができるような見応えのある写真です。 現地の水景を再現するのにも役立ちますね。
記事によると、 Cryptocoryne はギリシャ語で”秘められた花苞”という意味だそうで、とても神秘的です。こういった知識が増えるとまた水草への興味も深くなって、よりアクアリウムを楽しめます。

北米のドワーフ・サンフィッシュ

小さい特集ながら他ではほとんど見られないのが北米のドワーフ・サンフィッシュの特集です。 ピグミー・サンフィッシュとしてごくたまに流通する Elassoma evergladei がよく知られていますが、この特集ではエラッソーマ・オケフェノーケ Elassoma okefenokee、エラッソーマ・オカティエ Elassoma oketie 、エラッソーマ・アラバマエ Elassoma Alabamae 、エラッソーマ・ゾナータ Elassoma zonata 、エラッソーマ・ベールケイ Elassoma boehlkei と、あまり見たことがないような種類が紹介されていて貴重です。

ドワーフ・フィッシュに注目

ミニマは小型の魚に注目しているムックなので、他にも珍&新着カラシン・コレクション、新着ショーベタ、卵胎生メダカ・ベストセレクションなどなど、小型の美しい魚たちがたくさん紹介されています。写真も全体的にクオリティが高く、内容量も多くかなり見応えがあります。
ドワーフ・フィッシュ好きなアクアリストや、ネイチャーアクアリウムに小型の魚を泳がせたいアクアリストにも、楽しんで見ることができるムックで、時間があるときにじっくり読み込みたい内容になっています。

アクリム:松端秀明

CONTENTS

  • ミニマの世界へようこそ
  • MINIMA SPECIAL
    • 小型美魚と水草の世界
    • 瞬間の美
    • 種類判別の楽しさ
    • 超マニアックな産地別コレクション
    • クリプトコリネの水上栽培
    • 水草へのもうひとつのアプローチ
    • 魅惑のレイアウト水槽
  • アピスト最新情報
  • アピスト飼育・繁殖のコツ
  • ペルー産アピストグラマが教えてくれること
  • 家庭訪問 カモナマイハウス MiNiMani-a Part-1
  • ペンシルフィッシュを楽しもう
  • 珍&新着カラシン・コレクション
  • ワイルドベタ最新情報 To Know the Wild Betta more
  • SHOW ME SHOW QUALITY BETTA
  • MiNiMa FIELD GRAPHIC クリプトコリネの自生地を訪ねて
  • 北米の"MINIMA"ドワーフ・サンフィッシュを楽しむ
  • 家庭訪問 カモナマイハウス MiNiMani-a Part-2
  • MINIMA NEWS 1999
  • 海外水草ファーム探訪
  • 熱帯スイレンの魅力
  • INDOOR NATURE SCAPE 部屋で楽しむ小さな自然
  • ヤドクガエル飼育の基本
  • レア&新着水草カタログ
  • 卵胎生メダカ・ベストセレクション
  • リヴルス属の卵生メダカ
  • タニノボリの仲間を楽しもう
  • 日本産水草を見直そう
  • 元祖ビー・シュリンプ
  • 国内水草ファーム探訪 A report, The Farm of Water Plants in Japan
  • ミニマのためのグッズ考察
  • 新製品紹介
  • 一問一答 ミニマQ&A
  • 奥付け
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